獣医さんを信じられないというわけではありませんが、普段の家のなかでの状況をよく分かってもらう必要があるようです。経験では、老化にともなう極度の身体的変化について、しばしば病気を疑われ、結果、辛い検査の増加や投薬に繋がってしまうことがあります。
それよりも毎日生活をいっしょにしている飼い主の観察をもとにした対処のほうが、大切と思われることが多々あります。もちろん老化現象の中に病気が潜むこともあり、また病気にもかかりやすくなることもあるでしょうから注意は必要です。
人間の介護でもそうですよね。言葉がなくても目の動きや指の曲がり具合や、あ〜、う〜だけで、他の人には分からなくても、日々の介護人には本人がどうして欲しいのか、どこが痛いのか何が欲しいのか分かってしまうのですから。
老化の症状にもそれぞれ個性があることでしょう。あー、こんなケースもあるのねと知っておくだけで飼い主もパニックにならずに済むように、さまざまなネコちゃんの様子を知ることができたらと思っています。現在mooは脊椎の神経に障害があるらしくびっくりするような症状も出てきています。痛みさえなければと願っています。
2003年スタート時点のものに、投稿された写真などをお借りしながら加筆しました。
この文字色の部分が加筆部分です。
2004.3月
|