午前5時
どさっと何かが落ちる音
すぐに
悲鳴のような、これまでに聞いたことがない、震える嬌声
飛び起きたpapaとmama
そこにいたmooはまるで別人
部屋中を駆け回り(いつものスピードの何倍もの勢いで)
肩をあちこちにぶつけながら止まらない
その足音は、滑稽にバタバタドタドタ、とても猫とは思えない
手を差し伸べても、
牙をむき出し、悲鳴をあげる
+++ 鳴き声というよりもまさしく女性の悲鳴 +++
+++ お隣では何があったかと思うだろう +++
+++ ○○さんちの痴話げんかもすごいもんだって感じ +++
身体に触れようとすると、ますます敵対意識をむき出しにする
どうしていいか分からない
あーなんでもいいから、「声を出すのやめて」その「悲鳴をやめて」、
お願いだから、、、
骨折でもしたのだろうか。触れてみたいけど許してくれない
そっーとやさしく呼びかけてみる
一瞬の落ち着きをみて抱き上げた
見た事のない形相でmamaに喚く
ひょっとしてmamaのことが分かってないのかも、、、