【 9月の終わりの 長い一日 】
































午前5時

どさっと何かが落ちる音

すぐに

悲鳴のような、これまでに聞いたことがない、震える嬌声

飛び起きたpapaとmama

そこにいたmooはまるで別人

部屋中を駆け回り(いつものスピードの何倍もの勢いで)

肩をあちこちにぶつけながら止まらない

その足音は、滑稽にバタバタドタドタ、とても猫とは思えない

手を差し伸べても、

牙をむき出し、悲鳴をあげる

+++ 鳴き声というよりもまさしく女性の悲鳴 +++
+++ お隣では何があったかと思うだろう +++
+++ ○○さんちの痴話げんかもすごいもんだって感じ +++

身体に触れようとすると、ますます敵対意識をむき出しにする

どうしていいか分からない

あーなんでもいいから、「声を出すのやめて」その「悲鳴をやめて」、
お願いだから、、、

骨折でもしたのだろうか。触れてみたいけど許してくれない

そっーとやさしく呼びかけてみる

一瞬の落ち着きをみて抱き上げた

見た事のない形相でmamaに喚く

ひょっとしてmamaのことが分かってないのかも、、、


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