★★★ 福島仔猫家族募集 終了★★★

強運の仔猫たち  250キロ遠方より 疾風のようなお姉さんに運ばれて来ました。
(最終更新日2011年7月12日)

このページの管理者は こちらのブログ サイト主 moomamaです。


■■■経過報告■■■

6月20日に田村市のシェルターにて保護され 隔離期間を経て 我が家へお預かりすることになりました。

7月3日 夜 福島から目黒へ移動
仮名 デビちゃん & コグマちゃん 暑さと長距離移動の疲労か 大変状態が悪い。
コグマちゃんは下痢血便、しかも1回だけでなくて出たと思うと 下痢。 少し身体の大きいデビちゃんは下痢はしてないものの 落ち着かない様子。小さいながら環境が変わったことは認識している。必死で頭をあげて健気だ。コグマちゃん低体温、保温してサピオン水でお口から補液のかわり。白い便に緊張が走る。
7月4日 朝一で獣医さんへ
デビちゃん 365g  コグマちゃん260g どちらも女の子。
まっ白いウンチに危機感を感じていたが これは全く消化されてないミルクなどがそのまま出てしまっているとのこと。 身体の発達状態(歯は生えている)に比べて体重が少ない。栄養の吸収に問題があった模様。 抗生剤(シロップ&目薬)と腸内の水分を取ってくれるお薬処方。a/d缶給餌に切替て 体重増を目指すよう指導を受ける。一回目の検便は虫卵の検出なし。
7月5日 下痢続く 強制給餌スタート
コグマちゃん下痢を止めるためにしている治療のかいなく 食べればストレートに下痢。デビちゃんも下痢になる。 ただ わずかだが体重は増えている。 あれもいや これもいや お口が小さくて とろとろご飯しか食べられないコグマちゃん。あれこれ試して食べられるのはa/dの裏ごしと老猫15歳以上用の吸えるトロトロご飯のみ。自力で接取できる量に限界。
強制給餌に切替だぁ、仮母決意。 使えるものは なんでも使う。
7月6日 強制給餌徹底
初めてロイカナベイビーのふやかし食。ヤギミルクふりかけで食欲が刺激されるようだ。一生懸命食べる。デビちゃんは大丈夫だろう。 
コグマちゃんはやはり頑張っているが足りない。でも食べる意欲だけはすごい。映像でみてください。

体中を使って食べて生きようとする。それでも足りないんです。くちゃくちゃのお顔 ベトベトで汚いと思いますか? 愛しいと思いますか? 思わず人も消えた原発20キロ圏で蛇や蛙をやっとの思いで食べ、泥水を飲んで凌いでいる猫さんたちと重なり 涙が溢れました。体重299g うんちはまだトロトロです。

その後 a/dシリンジ給餌で はじめて仔猫らしいお腹のふくらみを感じることができて安堵。

7月7日 コグマちゃんもう大丈夫と確信する。
デビちゃんもコグマちゃんもうんち固まりだす。体重も大幅に増え出す。お腹の調子も安定してきたのでヤギミルクシリンジ給餌。

7月8日 体重爆発!
コグマちゃん 食べ方は下手くそだけど その意欲のすごさは 生きるすごさ。カリカリのふやかし 普通のカリカリ カルカンパウチと食の幅も広がるが・・・  体重も広がる。1日の体重増が50g・・・は 滝汗。 デビちゃんも順調。
7月9日 良好な成長
うんちも完全に良好。 よく食べてよく遊び 仔猫らしい行動。 大きいデビちゃんと小さいコグマちゃん すでに性格の違いもくっきり。 家族募集も開始できるまでに回復。
7月11日 家族募集開始
デビちゃん体重 520 g コグマちゃん体重 445g 後は無理せずゆっくり成長してもらいましょう。たくさん遊んで運動してね。 通院 2回目の検便 異常無し 健康状態良好 念のため駆虫薬(が使えるほどになりました!) 
7月20日 絶賛家族募集
二次預かりさんのもとですくすく成長。体重はそれぞれ 659g 、638gまで増加。活発な運動能力は 福島の両親譲りでしょうか。
大人の猫さんとも上手に遊べるようになりました。
8月4日 お見合いしました
2時間半 ゆっくり時間をかけてお話しました。 黒姉妹を託します。
とてもとてもお若い方ですが この震災と原発問題から逃げることのできない状況に置かれた方です。黒姉妹を守りながら 困難とも向かい合っていってくれると思います。

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福島 スモークブラック姉妹。
離乳済み・トイレしつけ済み

ベストショット soon
少々お待ち下さい
報道の通り 福島の動物(ペット・家畜)を取り巻く環境は大変厳しくて 人間の家族ですらバラバラ、まして動物の命は政府からも見放され 心あるボランティアの方々にのみ光を見出されている状況です。 この子たちもそんな混乱の地から来ました。地元密着でレスキュー活動しているにゃんだーガードでは その友好関係ゆえ保護を依頼されることもあります。 
悲しく厳しく辛い(そんな簡単な言葉で済まされるものではないほどの)現場にあるからこそ 小さな命を見捨てることができません。

ただ復興の進まぬ被災地 それどころから 政府小出しの避難地域は増える一方です。子供のいる家族の疎開も増えています。県内での家族募集は無理と判断して こちらへの依頼を受けました。

本来は 黒姉妹は 3匹でした。 シェルター運営の大変な中医療も満足とはいえず 大切にケアされていましたが モリーちゃんは虹の橋へと向かいました。 モリーちゃんの分まで この2にゃんに素敵な家族を見つけてあげたいと思います。  

この未曽有の自然災害、東電原発事故という人災を目の当たりにして思うとこ
まだ普及途上のマイクロチップですが 挿入をご検討ください。
(強制ではありません。私もいま検討中です。)
実家 被災地にて避難生活しながらの飼育を目の当たりにしての判断です。ご了解ください。

日々成長しています。漆黒の黒ではありませんかすかに縞もあります。ぜひ実際に会ってみてください。

●長女 デビちゃん

尾:長いです。

遊ぶのも人も大好きですが お姉ちゃんらしくおっとりしています。クマちゃんのグルーミングを良くしてあげていて面倒見がよい猫さん。
お目目もぱっちりで 上品です。
ふたりとも 毬のように弾むような可愛らしい歩き方 走り方です。

●次女  コグマちゃん

尾:長いです。

小さな身体で 元気いっぱい。おもちゃへの反応も素早くて とても初日に具合が悪かったことなど思い浮かびません。走ると早いです。
食に対する意欲はとても強いと思います。
最初は宇宙人のようで それからサルっぽくなり 将来はきっと美人さん。

私をはじめとして お手伝いいただいたたくさんの仮母集団、パパ達(男性)にも そして猫家族たちにも揉まれていますので、対人間、対猫については社会性をはぐくんでいると思います。
姉妹そろっての受け入れ歓迎いたします。まだ小さいので引き渡し時期は相談となります。

仔猫育ての経験のある方  在宅時間が長く 十分な仔猫育ての時間のある方でしたら
早くに家族としての生活を始めて頂けるかと思います。

メールの前ににゃんだーガード 譲渡条件とお願いもごらんください。

→クリック 

また 福島震災人災猫のレスキューに尽力する ぶたまるさんへの応援もよろしくお願いします。
仮想国の架空の闘いが日々展開されています。

黒姉妹への問い合わせ

■□■ 応募について  ■□■

希望の猫、あなた様のお名前 おおよその住所 最寄り駅 電話番号を必ず記載の上、ご連絡くださいませ。

にゃんだーガードのアンケートにお答え頂き お話を進めさせて頂きます。
最初のメールにて飼育経験、家族構成など、自己紹介を頂戴できればスムーズかと存じます。
ブログなどお持ちで先住猫さんの様子などが分かる場合はお知らせいただください。
話を迅速に進めるためにこちらからお電話させていただくことも、色々とご質問させて頂くこともございます。
中には失礼な質問もあるかもしれませんがご理解くださいませ。

■□■ 譲渡について ■□■

1.時期が来たら不妊手術をして、完全室内飼いをして外へは出さないでください。

2.家族として最後まで愛情を持って暮らしてください。
病気もします、いたずらもします、癒してもくれます。
健康上問題がなければワクチンの接種をお願いします。

3.まずお見合いをしていただき、決りましたらこちらからお届け致します。
(東京都もしくは近郊にお住まいの方とさせていただきます)
身分証明のご提示をお願いいたしております。

募集責任者:moomama

私自身は被災地に暮らす実家の猫たちの将来の引き受けを視野に入れていること、
現時点では福島の原子力発電所事故が終息しておらず こちらで猫家族を増やすことが困難です。
また夫婦そろって50歳を過ぎており 20年という猫生の責任を持つには難しいと自覚しております。
 一時預かりとしての本分に努めたいと思っています。